2013年06月13日

私の前世


ここからは 自分の前世の記憶について語ります。
人の過去の記憶が心に届けられるようになった頃は まさか自分の前世の記憶に出会っていくなど
思ってもいませんでした。

ある日妙に早朝から 玄関の掃除がしたくなり はりきって掃き掃除をしていた時です。
自分でも そんな自分がおかしく ---こんな朝早くから外の掃除だなんて まるで お坊さんのようだわ--

そう思った時です。

『我は創元なり。』という声が 心に中に聞こえてきました。
---えっ あなたは 誰?---
『私は 柏葉 創元なり』 そして 頭のスクリーンに お坊さんのいでたちの 男性が見えました。
 
私は どうりで・・・・。と思いました。 来たお客さんに対する話し方が 時折坊さんのようだ・・。
と感じる事があったからです。しかし私は 幼稚園が仏教系だったので そのせいかも・・と思っていました。

自分の前世の心の中で出会い うわぁーと感動しながら掃除を続けていると しゃがんだ時
視界の中に 何かが転がっているのが見えました。
近付いてみると それは 玉虫の死骸でした。

「綺麗!」手のひらに 玉虫の体を乗せました。
羽根が 七色に光って とても綺麗でした。そのすべすべした羽根を 触っていた時です。

「創元お前は 賢いなー。」と聞こえてきました。
それからです。つらつらと その時の人生が思い出されました。

私を とてもよく可愛がってくれていた和尚がいました。
その人は誰? 質問すると 「桜葉 大元。」心が そう答えました。

創元の 子供の頃の映像が見えます。
くりくり頭の元気そうな子どもです。
大元和尚は 私に しょっちゅう質問してきました。

「創元 人をもてなすとは いかなる事か。」 「創元 人をいたわるとはいかなることか。」

私は真面目な子どもでした。 与えられた質問に 真剣に考えを引き出します。
寺の掃除をしたり 手伝いをしたりしながら 考えました。

そして 答えます。自分なりの 気付いた事 考えた事を 和尚さんに話します。

すると和尚さんは 私のくりくり頭を 目を細めて愛おしそうに 撫でまわしながら
「創元お前は 賢い子じゃ。」そう言ってくれました。
和尚さんのすごい所は 子どもの意見なのに 決して咎めたり 間違いとは言いません。
まずは 必ず褒め それから足りない所は教えてくれました。

和尚さんは ちゃんと考えると それがどのような意見であっても まずは受け入れてくれるので
私は喜んで考えたものです。

ある日 出された質問をまた私なりに考え 話した時 いつものように 頭を撫でながら
「創元よく考えたな。ご褒美に これをあげよう。」
そう言って私の右手を取り 手の上に何かを乗せました。

手のひらが ゴショゴショと くすぐったい感じがしました。
見ると 綺麗に七色に光った玉虫です。生きています。 触覚がピーンと元気で 生まれて初めて
玉虫を手の平に乗せた 私は とても感動し 嬉しくてたまりませんでした。

しゃがんだ先に玉虫の死骸があり それを手のひらに乗せた 私の心の中は 吸い込まれるように
過去の風景に飛んで行き それらの出来事を思い出しました。

和尚さんに とてもかわいがられ 育てられた遠い記憶。愛された記憶。ご褒美でもらった大事な玉虫。

---あーなんと 温かい記憶 愛される喜び。---

私は 両手を重ねて 大切に手の平の上に玉虫を乗せたまま 熱い涙がとめどなく溢れてくるのを感じました。

愛された記憶というものは なんと時を超えて温かいものなのか。

過去の事なのに ありがたくて ありがたくて。
そして その懐かしさは 心のずっとずっと 奥深くから 泉のように 溢れ出してくるのです。

胸が熱くてたまりませんでした。
しばらくは 一人涙を流していました。

今でもその玉虫の体は 私の大切な宝物として 大切にとってあります。

過去世の体験は 今に活かされる。

柏葉創元の 過去世の体験で 現在の私に引き継がれて 
影響を与えたものについて 次回お話します。 



私の前世


Posted by 愛 みーこ at 18:14│Comments(0)
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